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○○兄弟

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数年前に私の身に起こった悲劇をヘタな小説風に書きます。

 Tは45歳、妻のF42歳と去年離れた都市の大学に入りアパート暮らしをしている長男と今年歴史ある名門女子校に入って寮生活をしている長女の4人家族である。
 Tは中堅の工作機械メーカーの技術職、時々顧客先に出張する事もありそれなりに忙しい。
 Fは性格は大ざっぱではあるが明るい、子供達もFの子育てが良かったのか素直で家族仲は良好であった。
 Tは長女を甘やかし気味で時々Fに注意されてもいる。
 Tの友人は会社の同期のN、部署は営業で会社ではめったに会わないが独身時代の遊びはいつも一緒だった、彼も結婚をし二人の女の子がいる。

 Tは少し楽しげな気分で我が家の最寄駅に着いた、今日は出張の中日なのだが、明日の予定が先方の都合で中止になり帰宅することになった。
 実は今日はFの誕生日、42歳になる、結婚当初は必ず何らかの祝いはやっていたのだがいつしか時たまになり最近は何もしていなかった。
 1日早い帰宅と誕生日祝いで驚かしてやろうと駅ビルでケーキを買った。
 家に着いたのは丁度9時、普段はまだ起きている時間なのに玄関の電気もリビングの電気も消えている。
 一人だからもう寝てしまったのかと思いながらも驚かす目的があるのでそっと鍵を開けて入った。
 ダイニングキッチンのテーブルにケーキを置き、コップに水を注いで飲む、シンクの洗いオケにコップが2ケ浸けてあった。
 Fは寝る前必ず洗い物を済ませきちんと片づけるのを習慣としていたので「?」、具合でも悪いのかなと思った時二階の寝室の方から唸り声の様な音が聞こえた。
 少し間をおいてまた聞こえた、やっぱりどこか具合悪いのかもしれないと二階に向かった。
 ここで寝室の状況を説明しておく。
 2階へはリビングから上がる様になっている。子供が二階の自室へ行く時必ず親の目に付く様にと。
 二階は二つの子供部屋と奥が夫婦の寝室となっていて、Tの趣味の為の4.5畳ほどの部屋もある。
 寝室は約10畳位、安サラリーマンの稼ぎで建てた家としては無理した広さであり、東側の壁を頭にしてシングルベッドが2つ、その間にサイドテーブルが有り電気スタンドと目覚まし時計が載っている、Tのベッドは左、部屋の西側に三面鏡が置いてある。
 階段を上り始めると今度は唸り声ではなく荒い息が低い声といっしょにリズミカルに聞こえてきた。
 (何だ)そっと寝室の前に立つ、ドアはしっかり閉まってはおらず薄明かりが漏れている、ドアを少し開け中を覗き込んだ、そこには衝撃の光景が。
 電気スタンドの明かりの中、左のベッドにあおむけに寝ている全裸の男の上に、これまた全裸の少し肉付のよいFが跨り、目を閉じ顔を少し上に向け上半身はわずかしか動かず腰から下が微妙な回転を伴いながら大きく前後にうねっている。
 ゾクッとするほどエロっぽく艶めかしい、ベリーダンスのそれが段々早まった息づかいと見事にシンクロしている。
 ベッドの傍のカーペットにバスタオルが落ちていて、三面鏡の椅子の上に男の衣類が畳んで置いてあり、Fのベッドには彼女の湯上り用のタオル地のガウンが脱ぎ捨ててある。
 さらにFの腰の動きが早くなり声のトーンが高くなった時、天井を見ていた男が上半身を起こし、Fの顔を見た視線を何気なくドアの方に向けた、1秒の間をおいてその眼を大きく見開いた、声は出ない。
 Tも同じく固まった、男はNだった。
 Fは絶頂に向け更にピッチを上げるが男の様子に異常を感じたか、動きながらも斜め後ろを振り返った。
 いっさいの動きが止まり、3秒後悲鳴と同時に騎乗から転がり落ち、逃れる様にベッドの陰に隠れた。

 Tは無言のままドアの前に立ち、Nが服を着るのを見ていた。誰も声を出さなかった。
 Fは裸のまま小さく泣き声を上げて隠れている。
 Tはガウンを取りFの方へ投げた、急いでそれを着込むがしゃがみ込んだままで出て来ない。
 Tは彼にあごで下に降りる様に示し、Fの傍に行き腕を掴んで立たせ黙ったまま引きずる様に下に降りる。
 彼に玄関を指さし出て行く様に示した。
 そしてテーブルの上のケーキの箱を取るとFの腕を掴んで彼の後を追い、玄関ドアが閉まる直前に外に押し出した、ケーキの箱をその手に押し付けて。
 Tはダイニングの椅子に座ると大きく息を吐いた。
 何度かドアを叩く音がしたが、声は聞かれなかった、さすが彼女も近所を気にしたのであろう。
 Tは体が震えているのを感じていた。
 あの時声を出していたら、言葉を発していたら、自分はどうなっていただろう、とんでもない事になっていたかもしれないと。

 Fは朝からウキウキ気分だった。
 夫は昨日から3日の予定の出張で留守、その間は自分一人の天下、好きな事が出来る。
 まぁ、そんな事は特別ではないのだが、今日は久しぶりのお楽しみ、約一年ぶりの出来事への期待があった。
 彼は夜7時半過ぎに来た、玄関に迎えたFはその場でキスをした、ごく自然な行動であった。
 食事は済ませて来るとのことだったのでリビングのテーブルで500mlの缶ビールを二人で飲んだ。
 酔っては楽しみが減ると冗談を飛ばして風呂に入る。
 浴室では外に聞こえない程度のイチャイチャを前戯として楽しんだ。
 彼を先に上がらせると、浴室をざっと掃除をして裸にガウンだけを着けて寝室に向かった。
 今日この家には二人だけ、思いっきり乱れたい気持ちがあった。
 普段も夫と二人だけだが、全然違う新鮮な解放感がある。
 Fは昇り詰める快感を早く得たい気持ちが意識せずに腰の動きを速めていった、それに呼応していた動きが止まったことに気が付き彼の視線の先を振り返った、何も考えずに。
 それまで全神経があの一点に集中していた為網膜に映ったものを認識するまでに時間がかかった。
 その瞬間膣が痙攣を起こした様に強く収縮し、稲妻が脊髄を通って脳天に走った、ベッドから落ちる様にして彼を引き抜き悲鳴をあげ隠れた。
 それは猛獣に襲われる恐怖に近い。
 後は頭が真っ白になり思考が完全に停止していた。
 それは玄関ドアの外に押し出され、素足に感じたたたきの冷たさが我を少し取り戻させるまで続いた。
 ドアを思わず叩くが開けてもらえる訳がない。
 少し離れて立っていたNが近づき肩を抱いて家から離れた。
 通りに出ると彼はFを物陰に隠し道路際でタクシーを探した。
 シートに座って暫らくして自分が抱えている箱に気付いたのだった。
 ケーキの箱、どうしてこんな物をとぼんやり思う。
 駅近くの所謂ラブホテルに入る、二人とも無言、ケーキの箱をテーブルに置く。
 「これは何?」Nが初めて口をきいた、Fは首を振った。
 彼が箱を開ける、周りが少し崩れてしまったケーキが現れ、ハッピーバースデイ・Fと描いてあった。
 それを見てFに強い後悔の念が襲い掛かり、床に突っ伏して号泣するのだった。
 ホテルで二人はベッドに並んで横になってはいるもののほとんど眠ってはいないし、体を触れ合う気にもなれなかった。
 Fは収拾のつかない頭の中で、夫を愛している、不満もない、Nを愛しているのではない、好きで心は許していたがそれは愛と言う程のもではない、あれは単に楽しむ為の行為で、たまに会う友との刺激的なゲームだった、だから罪の意識は希薄だった、バカだった、愛しているのは夫であり失いたくない、そんな夫を傷付けてしまった、どうしよう……堂々巡りをやっていた。

二人がどうしてこうなったかは特別な何かがあった訳ではなかった。
 Tが結婚をし、友人としてNが頻繁に家に出入りしていた。
 それはNが結婚するまで続いていた。
 そのうちにFはNとの間に垣根も警戒感も無くしていた。
 よくある夫婦間の喧嘩の愚痴を聞いて貰っている内に、どちらともなく出来てしまっていた。
 でも夫婦の仲は悪い訳ではないし、Tはどちらかと言えば誠実な方であったのでFは何の不満もなく真面目に家庭を守っていた。
 Nも家庭を壊す様な振舞いもしなかった、時々アバンチュールを楽しむ以外は。
 Nが結婚をしてからも稀にはなったが続いていた。
 それが難無く続けられた事で罪悪感と緊張感を希薄にしてしまった、だから今度の悲劇が起きたのだった。

 翌日Nは会社に休暇連絡を入れ彼女の為に安いジャケット、スカート、ブラウスと靴を買って来た。
 Fはようやくホテルを出て、駅前のスーパーで下着類を買ってトイレで着ける事が出来た。
 外からは見えはしないが恥ずかしさと惨めさで消えて仕舞いたいと思っていた。
 Nは妻からの電話が無いところを見るとTはこの件を連絡していないと思うと言い、出張から帰った風情で自宅に帰って行った、持っていたお金を全てFに渡して。
 残されたFは何度も死の文字が頭をよぎるが、子供の顔が目に浮かぶ、それも長女の顔が、この子を残して逝けない。
 結局どんな非難も屈辱も受ける覚悟で実家へ向かった。

 Nは会社を辞め夫婦は離婚となった。

 しかしTはもう一度やり直したいと思っていた、Nとの事を除けば妻に何の不満も無かった。
 だが離婚が決定的となったのはFの発言からであった。
 いずれ分かるからと、長女はNの子だと言うのである、証拠は血液型、TはA型、FはO型、NはB型、長女はO型。
 だったので不覚にも私は気が付かなかったのだ、母親がO型で父親がB型(BO)でも50%でO型の子供ができる。
 Fは当初からこの事を知っていた、自覚はあったし、血液検査で確認しどうしたら良いか悩みながらNにも隠していた。
 女の子が生まれたのを非常に喜んでかわいがっている夫を見ると、ズルズルと今日まできてしまったのだった。
 平穏で幸せな毎日と、年月が経つことで重大さが薄れ殆ど忘れてもいた。
 この様な決定的事実を二つも目の前にさらした以上平気な顔で夫の傍には居られない。
 結局長女はFが引取り、Tとの親子関係は途切れた、長女を可愛がっていたTにとって辛い事であった。
 Fの浅はかさの一番の被害者は長女であった。

 この悲劇は出張の予定変更が無ければ起こらなかった(?)。
 そうすれば皆幸せだった、全て明白になる事が善ではない。
 諺は正しい、……知らぬが仏……

                  完

追記
 半年位前にFはNと同居を始めたと聞く、本当の親子3人になったのかと思われたのだが、
 先月長女は「私のお父さんはT」と宣言し、今は私と暮らしています。うれしいです。


                                              悲劇の夫
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